街 (仮題)

街 (仮題)

白玉ぜんざい甘さはひかえめ
小さな漬け物と子せんべい
前茶と前茶のおかわりと
シメの一杯ねこばさみ
はじめて小路のレンガ日に
毛並みと逢瀬ひいてはよせて
無限のお地蔵おキツネ様
まつぼっくりと羽根ボウシ
お惣菜屋のまどろみチキン
並々とっぷり芋焼酎に
お味噌で隈どり大雪渓
 ありゃりゃ光線クロナゾル
  (なれるななれるなふるふるふるえろ
   新しい身体はチャントする)
 
 

投稿者

コメント

  1. 良い絵ですね。一見私などは組織の顕微鏡スケッチかと思いましたがよく見ると街なのですね。意識に浮かぶイメージをそのまま描いていったかのような絵と、その作業にも似た詩。ところでクロナゾルって何ですか?

  2. この詩の、おいしい感じが効いてて好き。

    無限のお地蔵おキツネ様
    そして、ここが 特に好きです♪☆^^

    またそして、手の込んだ絵も すてき♪☆^^☆♪
    鉛筆画ですかね。マジック?も使ってますか?
    この作品は、絵が先に出来たのか、詩が先に出来たのか、気になります。

  3. わー、すてきな世界観です。
    5と7のリズムもあり、お茶目さもあり。
    美味しさが文字と空気と混ざり合って、そんな商店街を食べ歩きたくなりました。

  4. 芋焼酎、のところに反応してしまいました。(飲兵衛です^^;)
    ちょっと懐かしさのようなものを覚えました。
    最後のカッコの部分、
    不思議な余韻が残りますね。
    なれるななれるなふるふるふるえろ

  5. @たかぼ

    たかぼさん、ありがとうございます。
    画力云々はおいといて、なんだか久々に夢中で、とても楽しんでたと思います。ぼくも描いていて、細胞のようだなって途中思ったりもしたのですが、でもやっぱりこれは街、なんですよね。なのでそう取りあげてくださってうれしかったです…!
    おそらく音とリズムを意識していて、それで副次的にでてきたのが件の「クロナゾル」なんだと思います。ここだけ、街とそれをなぞる指先とで、少し質感がことなるかな、なんて思える気がしました。なのでおっしゃるように、意識に浮かぶようなイメージで掬っていったのかもしれないです(明確にこういった手法をとった、と自分で表現できないのが、少しもどかしさを感じます、、)。
    コメントありがとうございました!

  6. @こしごえ

    こしごえさん、ありがとうございます。
    ほぼほぼ食べ物や飲み物のことだけなのがなんともまあ、と自分でツッコミいれたくなるくらい、そこを拾っていただきモゴモゴします、、。
    街の散歩の風景を少しずつ拾っていくような感じで、お地蔵様やおきつね様なんてのにも出会ったりするんですよね。

    鉛筆画です!
    とにかく、描ける分だけ描こう、と思って、自分なりに、手の込んだものになってたら、いいなあって思います。。
    最初は言葉をつらつらしてみて、そして絵を描いてみて、それでまたつらつらして、また描いて、といった感じでした。だから一応詩が最初なのかな?でも一緒につくった感じがします。
    コメントありがとうございました!

  7. @たちばなまこと

    たちばなまことさん、ありがとうございます。
    なんだか、学生の頃のノートや教科書なんかの落書きにありそうだなって、自分で思いました、、でもぺけねこのおかげで、なんだか摩訶不思議さを感じれる気がします…!
    音の響きやリズムを、と意識してたと思います。お茶だけに、ですね!(すみません、、)
    ただ、ちょっと真面目ぶると、音やリズムの飛躍って、魔法のような秘薬のような、心が踊っちゃうような気になりました!
    ある街の散策を題材にしてみました。何度か訪れているはずなのに、新しい発見や出会いが

  8. @たちばなまこと

    たちばなまことさん、すみません、途切れてしまって続きです、、
    あって、そうした雰囲気を少しでもおすそわけできたかもなら、とても幸いです。
    コメントありがとうございました!

  9. @長谷川 忍

    長谷川 忍さん、ありがとうございます!
    芋焼酎、いいですよね!最近はソーダ割りがマイブーム?です。イサイナとかダイヤメとか、、。この詩の芋焼酎は酒屋さんの壺タル?から注いでもらって持ち帰ったものになります!
    昔はもう少しこういった雰囲気の街並みがもっとすぐそばにあったような気がしています……。
    カッコなのですが、街でもどこでも通いなれた場所でも、新しい発見や出会いってあるもんなんだなあ、というふるえから貰えました。たぶん、相当嬉しかったのだろうなって思います。。
    コメントありがとうございました!

コメントするためには、 ログイン してください。