アフリカの涙
豊かさにすがる人々が挙って生贄を捧げる
まぶしい海の街に聳え立つ女神の像が淫らに、
そして聖母のように微笑んでいる
見よ、彼女が踏み荒らした諸国の苦しみを
アフリカの中央部、西部、そして南アフリカでは
貴重な地下資源を搾取するために
いつまでも不思議な匂いのする奇病が蔓延し、
おもちゃ箱から飛び出した残忍な軍隊が治安を守った
略奪による平和こそが、この星の正義と平等だ
今日も人道的な医師たちは人々の腕に善意を刻印する
刻印には、嘘吐きな政治家の名が記されている
白く幸福な朝が、もう何十年も続いている
血塗れの祭壇を祭司たちは覆い隠し、
不正と殺戮を讃える狂信者が今日も命を嘲笑う
コメント
アフリカでは貧困層に教育をする人たちがいないんですよね。それで性的欲求は抑えられないので、子供は出来てその子供も飢えたままだと。日本の教育レヴェルは年々低下し、恋愛の歌は盛んだけれど、ポリティカルな内容は嫌われて、段々アフリカに似てくるのかも知れません。エセ救済の対象国に日本も成り果てるのかな。
>白く幸福な朝
と言った表現や無駄のない描写が世界の現状を伝えている優れたテキストと思います。
コメントをありがとうございます。
もう幾年も前にフランスのイルミナシオンの web 版だったと記憶していますが、
アフリカでのワクチン接種による子供たちの健康被害の記事を読んだのを覚えています
あれは確か某財団の「善意の活動」を取材したものだったと思います。
また、西アフリカを舞台にした「ブラッド・ダイヤモンド」という映画では、
ダイヤの価値を決める“4つのC”
―color(色) cut(カット) clarity(透明度) carat(カラット)―
しかし、実は5つめの C が存在することを、あなたは知る
というキャッチコピーが使われていました。
国民資産が一京円を越えているのに、
殆どの国民がビンボーな日本。
この事実は隠されておらず、
同じ職場に正規従業員と非正規従業員がいる。
そしてビンボーな社会はカネで動く人間を量産する。
売春ではなく、パパ活。犯罪ではなく闇バイト。
国賊ではなく新自由主義。
税金を払っているのに、災害のとき国は助けてくれない。
爆発した原子炉によって風評を害されたエリアの米を
じつに多くの外食産業チェーンが優先して使用している。
それでもこうした低価格な飲食店での食事抜きで、
低額所得労働者たちの毎日の生活は成り立たない‥‥。
そんなディストピアの未来を、一体誰が予測しただろうか?
言いたいことは沢山ありますが、
もちろん詩はアジテーションではありません。
せめてここに、AI が作った楽曲でも載せておきましょう、、
https://suno.com/song/49bc91bc-e008-4c75-968c-5e90c695fdd8
あ、ダイヤの価値を決める“4つのC”―color(色) cut(カット) clarity(透明度) carat(カラット)―と、あともうひとつ‥‥5つめの C とは、【conflict】(紛争)です。