元旦
元日の朝
まだ夜明け前の
鳥居をくぐり
提灯の灯りに
照らされた参道を
登っていく
拝殿でお参りし
振り返れば
東の空は明るむ
まだ残る薄闇の中
引いた御籤は末吉
参道を下れば
黒々とした家並みは
新しい朝に
目覚めつつ
浴びる陽光に
去年の塵は
解けていく
訪れた新年は
まだ真白いノート
嫌なことも
辛いことも
書かれていない
昨日の現実は
今日に続いている
絵空事のような
未来は来ないけど
新しい明日は来て
希望は繋げられる
真白なノートに
何を書こう
何が書けるだろう
コメント
風光の描写が細かくされていて、映像が浮かびました。
それぞれの真白なノートの行く末にいいことがより多く書かれるといいなあ、と思います。
@こしごえ さん、コメントありがとうございます。
今日は投稿しないつもりだったんですが、定番な正月っぽい詩が読みたかった欲求に負けました。
今年は明るい一年になりますように^^
昨日の現実が今日に続く
持ち越しながら確実に進んでいくようです
@那津na2 さん、コメントありがとうございます。
進む先が少しでも昨日より良い現実だといいなと思います。