留めておく

こんな文章書いたって何にもならないと思っていながら
口下手な代わりにペンを握る手が走る走る
自分でも読めないでたらめの紙束を
数日、数年、部屋に積み上げておいて
ある日、ぽんっとごみ袋へ

放る前に全部に目を通しました
その時思ったこと、思えなかったこと
言葉にする前の無形のものがそのままに
紙に染みていて、
だけど読んでいる私は何もわからない
でたらめばかりでした

そのままで良かったかもしれないけど
何だか過去の自分が
今の自分に無下にされているようで
それならいっそ他人の目にさらしてみようと思いました

でたらめな言葉を留めておいて
だれかの目に触れたものを
書いた時のことをすっかり忘れた自分は
大切にできるようになりました

投稿者

コメント

  1. 私もそうですが社会人の大半は真のターゲットを
    真面目に明確にすることなく生きていると思うので
    このログは素直だと感じました。

    人生はスポーツではないのだから、どこからはじめても有りなのだと
    なんだか勇気づけられました。ありがとうございます。

  2. @足立らどみ
    コメントありがとうございます。
    勇気づけることができたなら、とても嬉しいです。

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