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寒い季節になると
いないはずのあなたを
つい探してしまう
枯木立の向こう
ベンチの連なり
落葉を踏む音
いないはずのあなたは
寒い季節に紛れて
すぐにわたしを探し当ててしまう
たとえばハクセキレイ
一直線に走って
芝生広場の端で振り返る
たとえ翼を持っていても
飛ぼうとしない
理解不能の意固地さが
いないはずのあなたに
とても似ている
寒い季節になると
いないはずのあなたを
つい探してしまう
枯木立の向こう
ベンチの連なり
落葉を踏む音
いないはずのあなたは
寒い季節に紛れて
すぐにわたしを探し当ててしまう
たとえばハクセキレイ
一直線に走って
芝生広場の端で振り返る
たとえ翼を持っていても
飛ぼうとしない
理解不能の意固地さが
いないはずのあなたに
とても似ている
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コメント
最近、家の周りではスズメよりも目立つ気がするハクセキレイ。キセキレイやセグロセキレイは川の近くでしか見かけないのに、したたかです。
「翼を持っていても
飛ぼうとしない
理解不能の意固地さ」
とても共感しました。いないはずのあなたの存在感が強く感じられます。
素敵な写真とマッチした詩ですね。
nonyaさんの作品群はそのまま画詩集となるような統一感を感じます。
視線が優しくて、そして切ない。
そうですね!あぶくも様のおっしゃる通り、画詩集を出されたら素敵だなと
私も思います。どれも、いつも……心に沁みてまいります。
こちらの作品も、この写真で「いないはずのあなた」に強く惹きつけられます。
ものすごい余韻があります。
@re汀尋 さん
>コメントありがとうございます
ハクセキレイは人との付き合い方をよく知っているようです。
顔もそこそこ可愛いのでつい油断してしまいます(笑)
小鳥界のスピードランナーであることは間違いないですね。
@あぶくも さん
>コメントありがとうございます
画詩集は多少意識していますが、あまりこだわらないようにしています。
縛られないで自由に書いていければ充分です。
最近は写真に引っ張られてばかりですが、何かを感じ取っていただければ幸いです。
@リリー さん
>コメントありがとうございます
いつも温かい言葉をいただいて、感謝です。
写真を撮っていると、いつの間にか「いないはずのあなた」と
対話していることがあります。
近くの人には大きな独り言に聞こえるようで、びっくりされます(笑)