涙次自由韻律俳句集
〈さみしいそれもひと味 涙次〉
或ひは私が戴いてゐるのが寒滿月か
山頭火は決して獨りではなかつた
と思ひ 凡人境を彷徨ふ
てくてくと歩きATMを使つて
てくてく尿意を恐れ
時間は既に意味をなさない
時なき時と分かつたやうな言葉を吐く
庵イホリと定めたわが部屋に
早くも日は暖かい
この機会だ 洗濯するのだ
無精な躰 髭だつてどつさり、蓄へると云ふも愚か
たゞ生えてきたものを受け流す
〈饂飩うどん粉雲居居士 涙次〉
パンのみに生きる
イエスの血を啜る
蚊とんぼ
每日よう食ふよう排出ダす
それで? 56歳 獨身
それで? ごろくさんじふ 參拾の頃に還る
さう上手くは行かない
時が経つ いたづらに
いたづらつ子の面痛し
痒し
〈寒き寒き基督が見守つてゐなさる 涙次〉
コメント
ははは。
ずいぶんと楽しんでおられますね。
笑いました。
ありがとうございます。
あっはは。こちらこそいつもどーも。
@川崎都市狼
さん、
おはようございます。
返信なさるのですね!
驚きました。
注意点です。
「@」マークの後に、名前を入れないと、
返信したよ、というお知らせが届きません。
私に返信したときは、
@サーラ
です。サーラの前後にスペースや「さん」など、余計なものがはいっても、
返信通知が届かないので、
宜しくお願い申し上げます。