息
日々のなかの
のっぴきならない
悲しみに
私のいのちは
削れてゆくが、そこにまた足される
透明で
においの無い
空気を
呼吸している
それを意識すると
肺に穴の空いたことのある私は
息が出来ることに
ありがたみを強く感じる。
世の中には、
普通に息を出来ない
人も
居るんだ、と。
あたりまえのことに
感動出来る人は
幸せ者だろう
そういう人を私は
尊敬する。
そういう人は
いのちを知っているのだ
いのちのいのち
空気は
見えない
けれど
在る
私の
いのちも
見えない けれど
息をしている
コメント
「たいせつなことは目に見えないんだよ」という「星の王子さま」の中の言葉を思い出しました
共感です。すてき。
結びの連を何度も口ずさみたくなります。
@たかぼ さん ありがとうございます♪
『星の王子さま』は、二回ほど読んだことがあります。
この作品は、星の王子さまを意識して書いたワケではありませんが、言われてみれば、そうだよなあ、と共感します。
この詩から、名作の中の言葉を思い出してくれて、光栄に思います♪☆^^
@あまね さん ありがとうございます♪
ああ、あまねさんが 共感してくれた上に すてきとまで言ってくれて 嬉しくありがたいです。
更に、最終連を何度も口ずさみたくなるとまで言ってくれて 貴重に思います♪☆^^
とても素敵です。
タイトルとの呼応も素敵でした。
全部好きなのですが、一連目の「私のいのちは
削れてゆくが、そこにまた足される」というところが
大好きです。
@サーラ さん ありがとうございます♪
こんばんは、拝礼。^^
息が出来ることは、あたりまえのことですが、そういうことに感動出来る
サーラさんを 尊敬します♪☆^^
その辺が、この詩の要になってるので、サーラさんが その辺を汲み取ってくれて、ありがたく貴重に思います。
@草野まこと さん ありがとうございます♪
草野さんに とても素敵と言ってもらえて とても嬉しいです♪☆^^
タイトルは、基本的には、本文を書いてから最後に決めています。それで、タイトルを決めるのに 少し悩みましたが、比較的今回は すんなり決まったほうだと思います。
全部好きとのこと。好きと言ってもらうことが とても嬉しいです。その上、大好きなところも挙げてくれて、嬉しく貴重に思います。
そこは最初、
私のいのちは
削れてゆく。
としていたんですが、推敲の段階で、削れてゆく、の後に付け足したのでした。
あたりまえのことに〜のくだりにしんみりします。
いのち、ですね。
@たちばなまこと さん ありがとうございます♪
ああ そこ。そこいら辺は、自分でもあんまり分かってなくて 書きました。分かってなくても、書くんです。
でも思うんです。あたりまえのことに感動出来る人というのは、あたりまえが あたりまえじゃないんだと思う。それらは なぜか いのちとつながっていると直感するんですよね。そう、いのち。
と、うまく言えないんだけど。
たちばなさんが、その辺のことを 汲んでくれて、超うれしい♪☆^^しんみりしてくれて、ありがとうさま♪