火あそび
火あそびしました おうちの中で
まっかに まっかに 燃えました
ケーキの上に ささったろうそく
私がつけて 私が消した
火あそびしました おうちの中で
まっかに まっかに 燃えました
自然の香りを まとったおこう
燃えれば一緒の 焦げた匂い
火あそびしました おうちの中で
まっかに まっかに 燃えました
積みあげたのは 過去と未来
私がつけて 私をもやす
火あそびしました おうちの中で
まっかに まっかに 燃えました
焦げた匂いは 空気にとけて
誰も気づかず 消えました
コメント
3度目の火あそびはアバンチュール的なものを思わせるところもあって良いなと思いました。
最後の余韻がなんとも切なくて、物悲しくて素敵な詩です。