ある果て
昔
あの人へ言った
言葉足らずの
言葉が
この胸でうずいて
この宙で明滅している
でもほんとうは
この言葉を
忘れているんだ
そうして
この感覚だけが
生きている
今
私は
後悔もしないで
言葉を
書き続けている。その言葉が
あの人の胸でうずいて
あの人の宙で明滅している
か
でもほんとうは
その言葉を
忘れ去っているあの人だ
と思う
思う限界の果てで
言葉は
舞い
そうして
言葉たちの
透明な羽がきらりきらりと
光を反射し
今
あの人と私の
言葉は
しずかに夢を見ている
コメント
終わりの3行が胸にずっと鳴り続けています。
確かな余韻です。
コメント失礼します。
「言葉」と「感覚」、は密接な関係なのだと、思い馳せます。
現在進行形で、実感が湧いてきそうです。。
「思う限界の果てで」以降の最後までの言葉たちがとても美しくてたまらない。
@たちばなまこと さん ありがとうございます♪
おおっ、そうですかあ♪ そう言ってもらえて 嬉しいです♪☆^^
最終行は、今のとちがう言葉だったのですが、少し悩んだりして、今の言葉に落ち着いたんです。なので、
たちばなさんにそう言ってもらえて よかった♪
@ぺけねこ さん ありがとうございます♪
そうですねぇ、言葉が先になる場合と、感覚が先になる場合とがありますね。でも、どちらが先になるにしても、
ぺけねこさんの言ってくれた通り、両方が、密接な関係ですね。言われてみて、ああ、そうかあ、と気付かされました。気付かせてくれて、ありがとうさま♪☆^^
@あぶくも さん ありがとうございます♪
あぶくもさん、ああ、あぶくもさんに そう言ってもらえて、ほっとしました。いえ、ほっとしてる場合じゃ無いのかもしれませんが、正直、ほっとしました。
この詩は、今、起きていることを書いているので、今が重なっている構造になってるかな、と思うので。
ああ、「思う限界の果てで」から最終行まで 美しいと言ってくれて、ありがたく貴重に思います♪☆^^