触覚

駅を出ると
街は雨の匂いが強くて
目には見えなかったけれど
降る雨にふれられているような気がした

 (冬の喧騒の中を歩いていた
  そのとき 
  手で君にふれるのよりずっとたしかに
  目で人混みにふれた)

投稿者

埼玉県

コメント

  1. とても不思議な手触りがする詩。五感の確かさゆ不確かさ。意識が行きつ戻りつするような。読んいる自分が消えていなくなるような。

  2. @たけだたもつ
    ありがとうございます

コメントするためには、 ログイン してください。