線路の向こうに公園が
線路の向こうに公園がある
とても小さく 木が多い
散策するたびにいつも
木の葉に埋もれる秋
線路の向こうに公園がある
とても小さく 人が来れば嬉しそうで
おちこちの小石を踏めば聞こえてくる
遊んでいる子供たちの笑い声 夏の宵
線路の向こうに公園がある
とても小さく 慕わしい
公園ならば彼女を見失うことはない
決してあるまい 春の真夜中に
線路の向こうに公園がある
とても小さく 木が多い
散策するたびにいつも
木の葉に埋もれる秋
線路の向こうに公園がある
とても小さく 人が来れば嬉しそうで
おちこちの小石を踏めば聞こえてくる
遊んでいる子供たちの笑い声 夏の宵
線路の向こうに公園がある
とても小さく 慕わしい
公園ならば彼女を見失うことはない
決してあるまい 春の真夜中に
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コメント
こっそり白状すると、本当は伊藤静雄やホーフマンスタールのような詩を書きたいと思いつつ、しかし詩ってのは、皆さんご存じ(?)のように、書きたいと思ったものが必ずしも書けるわけでもなく、それでこんな次第に相成りました。これは最初は英語で書いて、それを和訳したものです。
それぞれの連の季節の詩に味わいがありますね。
でも、なぜ、冬の季節は無いのかな、と思いました。ちなみに、除雪作業などの心配をしないとならない冬は大嫌いですが。ふふ。^^
公園があるのは線路の向こう、というところが
とても興味深いと思いました
線路を越えれば、その公園に行けるのだけど
この線路は、実は越えてはならない境界のようなもので
楽しそうに見えるのに、線路のこっち側にいる自分には
手の届かない、場所
なのではないかなあ、と思ったりしました
@こしごえ さん
コメント、ありがとうございます。そういえば冬はないですね…。ううむ、妻が雪国出身なので雪景色の冬に触れなかったのは由々しき事態なのかもしれませぬ。。。
@雨音陽炎 さん
コメント、ありがとうございます。なるほど、線路の向こうに公園、という設定はちょっと何かありそうですよね。指摘されて気づきました。実は我が家の近くの線路の向こう側にあるちっちゃな公園なのですが、現実にとらわれずに想像を膨らましたほうがよかったかもしれませんね。