
らくがき
あ あ あ
め め め
かいてみる ゆっくり かいてみる
ちいさな ちいさな ちいさな
×
あは耕している
十字架かたてに
つきたてている
めは伸びている
二本角あたまに
つきだしている
あは一画の下にめを隠す
雨の日に寒くないように
晴の日に暑くないように
そうしてめは伸びてゆく
ぐんぐん空へ昇ってゆく
彼方にみえる世界の一画
傘のように丸みを帯びて
あのようだねと君は囁く
×
いそいでしまう ついつい のがしてしまう
ちいさな ぼくたち らくがき
コメント
素敵な詩。素敵、素敵。
最後の二行、本当に素敵。
ぼくたち らくがき
できゅんときました。
雑談ですが、小学校に入学した時、
あ、がなかなか書けませんでした。
一文字目でハードル高いよなあ、とか。
雨とか飴とか漢字で書くと気付かなかったあめという言葉の奥深さを知りました。
とても素敵です。
“あのようだね”
出そうでなかなか出ない言葉だなあと感嘆しています。
いいですねー。あ、め、から広がるぺけねこさんの優しい世界。
最後の「いそいでしまう ついつい のがしてしまう」のところも素敵です。
そういえば、「あ」と「め」は、似ていますね。二つで読むと、あめ、雨、…飴? 平がなのイメージを上手く活かした作品だと思いました。生きることは、つまりは「らくがき」だなあ。
あとめ。なるほど「あ」は「め」を守ってあげてるんだとか、だからめはすくすく育つんだなとか。文字が物語していてすごく面白い。読み進めていったあとの「ぼくたち らくがき」で終わるところがすごくかわいくてほっこりです。
@たけだたもつ
たけだたもつさん、コメントありがとうございます。
素敵×4もいただいてしまい、とても恐縮です。。
最後は、色々悩んだのですが、一連目に合わせる形に落ち着きました。
たしかに、今だに読めないときがありますし、えんぴつの扱い方から学ぶことに関しても、一文字目であ、はハードルが高いかもしれないですね。
@たかぼ
たかぼさん、コメントありがとうございます。
たしかに、漢字になれてしまうと、あめ→雨、飴?とアクセントも含めてついついつられてしまうような気がします。。
もっときっといっぱい隠れてるんじゃないかなって、思わせてくれました。奥深さをもっと知っていきたいです。
@たちばなまこと
たちばなまことさん、コメントありがとうございます。
素敵をありがとうございます。。
なんとなく真ん中の14行はちょっと揃えよう、みたいな形になって、最後、あのように収まりました。たしかに、「あれ」とか「あいつ」のようだね、とかならありそうですよね!
あとめに引っ張ってってもらったような気がします。。もう一生出ないかもです、、
@あぶくも
あぶくもさん、コメントありがとうございます。
優しい世界を感じていただけたようで何よりです。
小さな文字や落書きってついつい見逃してしまうものですよね。
素敵をありがとうございました。
@長谷川 忍
長谷川 忍さん、コメントありがとうございます。
「あ」と「め」、似ていますよね!まさに彼らに引っ張ってって貰ったように思います。。
漢字や音のイメージもありますし、平がなのもつ柔らかさも感じる気がします。
「楽書き」とも書くみたいなので、そこからも色々活かそうとしてみました。生きててよかったです。
@ザイチ
ザイチさん、コメントありがとうございます。
連想は連想なのかもしれませんが、けれどもそういった気づきってなんだかうれしくて、たのしくって。。
文字が物語していてすごく面白い、とのこと、ありがとうございます!たしかに、文字が物語してますね…。なんとなくなのですが、絵本とかそういったものにも興味があります。最後はやはり悩んで、一連目に合わせる形になりました。ぺけねこが喜んでくれてたら、いいなって思います。