46

赤ちゃんが指差した。
六花ののった椿を。
母親は小さな幸せを感じた。

分針が46分を差した。
秒針が18.1を差した。

走った、
走った、
こけた、
走った。
たくさん。
命が尽きないように。
すぐ後ろまで手が伸びてきていた。
40mも。

投稿者

コメント

  1. 何か気になる詩。
    46分、18.1、40m に何の意味があるのか。
    あるいはないのか。
    ネタばれ、なんて一切いらないです。
    この詩の空間がとても好き。

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