始発
まだ明けきらぬ道を辿り
駅へ向かう
駅舎で待っていると
間もなく列車が来る
ガラガラの座席の一つが
いつもの席
昨日の帰りに買ったパンを
とりだして食べる
パンは冷めているが
水筒の紅茶は温かい
数人が乗ったところで
おもむろに列車は駅を出る
他の人もそれぞれ朝を
食べているから
車内に色々な匂いが広がる
列車のゆれは
心地よい
降りるまでの時間は
眠りの海に誘われて
ゆらりゆらり
がたたん
ごとぉん
どこまでいくのか
いつまで乗るのか
列車のあちこちで
あくびがこぼれている
車窓を流れる景色は
明るい朝
朝が続いている
コメント
列車の中に居る時の、あのなんとも おだやかで ゆるやかなどの空気感が、うまく表せてある詩ですね。
最後の方も すてきです♪^^
ちなみに、私、電車に乗るの好きです。私の住んでいる所は田舎です。時々、電車に乗る時があって、小旅行を楽しんでます。いいですよね♪列車♪☆^^
『水筒の紅茶は温かい』・・・すごくいいです。
これでも充分わかります。
嬉しいです。
ありがとうございます。
早朝の列車の匂いや良い塩梅の揺れが
とてもリアルに伝わってきました。
ある意味、至福のひとときですよね。
@こしごえ さん、いいですよね、列車。憧れもあります^^
コメントありがとうございます。
@北杜アトム さん、紅茶、思いを共有していただいてうれしいです。
コメントありがとうございます。
@nonya さん、列車の揺れは魔性の揺れ。とてもよく眠れる気がします^^
コメントありがとうございます。