春のしっぽいのちは

春のしっぽいのちは

あの人は
いのちを知っている
いのちは魂のことだと知っている
いのちは、
再び読まれることのない手紙の悲しみ
こおろぎの歌声に聞きほれるひととき
あなたの優しいこころ
いのちは
いのちのために生きる

今日も
呼吸と
呼吸の
間に
不安が
尽きない
思いを
行ったり
来たり。
思わなければいいのだが
そういうワケにもいかない
でもね 何事も
気の持ちようであるのだった

いのちを
思う
故に
今がある。今に続いている今。
雪国の
冬晴れのもと
三月五日水曜日
春のしっぽがやっと
見えてきたあ
いのちは
いのちのために生きる いのち

投稿者

コメント

  1. 凄くいい詩だな、、、
    いのちを大切にして、いのちとしていのちを生きる。
    いずれくる雪解けを祈ってます。
    一緒に春をお迎えしたいですね。

  2. うずたかく積もった雪の前に佇む人、何を思っているのでしょうか、うんざりした雪の多さ? 雪解けを予感させる日差し? こしごえさんの詩はまさにいのちの詩としての円熟味を増していきます。

  3. @たけだたもつ さん ありがとうございます♪
    すごくいい詩だと言ってくれて、とても嬉しいです♪☆^^
    ああ、雪解け、今の今のところ、真冬のピークは過ぎたようで、大した降雪は無く、今日 明日の降雪情報ですが、それを過ぎれば、もう降雪は大体 大したことが無さそうなんです。
    はい、ありがとうございます、一緒に春を迎えたいです、迎えましょう♪^^

  4. @たかぼ さん ありがとうございます♪
    写真の人は、私の母です。この時、母が、何を思っていたのかは、私にも分かりません。まあ、いろいろと複雑な思いがあったかと思います。

    ああ、そうですかあ。
    たかぼさんが、いのちの詩として円熟味を増していくと評してくれて、ありがたく嬉しいです♪☆^^

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