光
朝日にふくまれる無限の祈り
ことばになれないことばをつつんで
天使が羽根をひろげるみたいに
すこし灰色を帯びて
透き通ったやわらかな光は
街を覆ってすこし余る
余ったぶんの光を小瓶に入れたら
波の予感にさらわれる
小舟のことを思い出した
朝日にふくまれる無限の祈り
ことばになれないことばをつつんで
天使が羽根をひろげるみたいに
すこし灰色を帯びて
透き通ったやわらかな光は
街を覆ってすこし余る
余ったぶんの光を小瓶に入れたら
波の予感にさらわれる
小舟のことを思い出した
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コメント
小舟のことを思い出した
光は希望そのもの。最終行などから この詩に希望が宿っていると感じます♪☆^^
美しくて、柔らかくて、温かくて、澄んだ詩。優しいのに、どこか儚げで、孤独な光。
確かに祈りだ!と唸りました。
光を闇が守ってくれている説、私はあると思います。
きっとまたくれる。
余った光、小瓶に入れる、予感にさらわれる小舟と畳み掛ける最終連がやはり秀逸
あまねさんの詩はホントに一行目から一気に引き込まれるのが多いなぁ。
その余った光がさらに詩を展開していく様が熱燗です、いや圧巻です。
@こしごえ
さん
希望が伝わってよかったです。
ありがとうございます。
@たけだたもつ
さん
ありがとうございます。あまねらしさを発揮できたのではないかと自負しています(笑)
@たちばなまこと 夫人
光と闇は表裏一体。夜のあいだに蓄えられて、朝になると開放されるのかもしれないね。
@たかぼ
さん
ありがとうございます。秀逸ですか!嬉しいです!(照れ)
@あぶくも
さん
一行目とか一連目はなるべくインパクトがあるように意識して書いています。最初が肝心派です。
熱燗認定ありがとうございます(笑)いつか一緒にお酒飲めたら嬉しいです。