告天子
りり、らりら、りるら、りる
春の光がいっしんに注いで
キャラメル色の休耕田にも
新しい色彩がくわわります
長い冬が去ってゆき
藍色 黄色 むらさき色
そして純白のひばりの歌声
りり、らりら、りるら、りる
空と大地のぬくもりが
淡いハーモニーをつくります
命をふきかえしたように
りり、らりら、りるら、りる
ああこんなにもたくさんの春
わたしは泣きたいくらいにしあわせです
見上げれば眩しい光が
そっと涙を隠すような
ひばりの歌声は続きます
春がきちんと春になるように
春を迎えられなかった死者のために
りり、らりら、りるら、りる
りり、らりら、りるら、りる
コメント
告天子（こうてんし）はひばりの別名
曲をつけて歌にしたものを聴いてみたいです。綺麗な歌になるのでしょう。
やさしい詩人だなあ。
春が似合います。
いくつかの震災のことなども思いました。
たちばなさんとかぶるけど、やさしい風光、やさしい詩だなあ、と感じます。
すてき♪☆＾＾あまねさんの やさしさが あふれ出てる。
オノマトペが、かわいくて、それでいて、切なさを奏でてて、なんともいい。最後の余韻もいい♪
ひばりは、こちらでは毎年５月ごろ聞いたり見られます。高い所を飛んでて、一所懸命お歌を歌ってます♪
@たかぼ
さん
ありがとうございます。
曲にするという発想はありませんでした。曲が書けたらなあ。
たかぼさん作詞の「sleeping eye millie」は名作だと思っています。
@たちばなまこと 夫人
早春の今頃の時期が好きです。
いろんな花が咲く。
@こしごえ
さん
ありがとうございます。
これ、実は2004年にぽえ会に投稿した詩のリメイクなんですよ。
初心に帰りつつ、過ぎた年月のことも思いました。
@あまね
「sleeping eye millie」の事を指摘して頂けるとは嬉しい驚きです！
@たかぼ
さん
あの曲がなかったらぼくは2010年に自殺しちゃってたかも、というくらい思い入れがある曲なんです。えへへ。救いでした。
@あまね
えええ〜！ なんかすごい光栄です