あのバーは。

白光とブルーライトを浴びる。
紙束に目を通す。
壁の向こうも同じ世界。
真っ白すぎるデスクが並ぶだけ。
 
帰り道、月のもと、あの扉に向かった。
扉を開けたら光がこぼれた。
この街のどこにもない色であふれていた。
 
木の机には誰かが彫ったハート。
無数の瓶が並ぶ壁。
ライトに照らされるシャツ。
グラスに手を伸ばす。
 
眼鏡をかけたマスター。
目の奥をじっと見つめてみた。

投稿者

コメント

  1. あのバーの物語が、この詩からふくらみます♪
    マスターって、いいですよね。^^

  2. @こしごえ

    コメントしてくださりありがとうございます。

    ある人がマスターとのほっこりするお話を教えてくださり、インスピレーションを得ました。大人になったら、素敵なマスターに出会ってみたいです。

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