雨の後

備考欄にも雨が降った
何も書くことなく
予報は外れ続けた

学校のわたしたちは
産声をあげてからずっと
泣いてばかりだったわたしたちは
笑うことを学んだ

人の背中を見るのが
好きだから
朝の呼吸はいつしか
黙ってするようになった

雨が止んでも
生きているのだと
ただぼんやりと
信じ続けた

投稿者

コメント

  1. こんばんは。

    いやいや、
    生きているのだと
    鮮烈に信じ続けてほしいです。

    ありがとうございます。

  2. 詩の内容も すてきなんですが、
    たもつさんは、題名の付け方も すてきですね。^^

  3. ふと高校の授業中の風景を思い出しました。

  4. 小中高大とぼくは学校が大嫌いだったんですが、そうか、笑うことを学べなかったからなんだ!となんだかすとんと腑に落ちた感じがしました。

  5. @たかづき しの
    たかづきしのさん、コメントありがとうございます。わたしたちは明日も生きてる、なんて無邪気に信じているだけなのかもしれませんね。

  6. @こしごえ
    こしごえさん、コメントありがとうございます。むしろ自分は題名のつけ方、下手かな、なんて思っていたので、褒めていただけたこと感謝です。

  7. @たかぼ
    たかぼさん、コメントありがとうございます。高校の授業中は早弁しているか、寝ているかくらいしか記憶ないなあ、、、当然テストは赤点の大行進でした。数学で7点とったのも今では良い思い出です。

  8. @あまね
    あまねさん、コメントありがとうございます。上手な笑い方を教えようとする学校は苦痛だったな、、、その一方で、世界でひとつだけの花、みたいな世界観も品質管理みたいで苦手なのだけれど。

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