イエスの遺灰
直前に於いては、信仰は〈フシグラ〉の理論を採用するのだろう。かまどの火が何十年も灰を生み出しているから。精神が焼かれて何ものでも無くなる時には、計器類はそれを衛星軌道上に広げるのである。物質的である言葉の〈あじつけ〉でソロモンの神殿へと、蛇のように進むのである。祈りの皮が日に焼けて水ぶくれしてじゅくじゅくとしている。理解されるべきものは、不可解な心拍の〈太陽コロナ〉である。強力な磁力線がイエスの愛に影響する。姫路城の新鮮な白に十字架の木材は磨きをかけて、立てるべき場所とは、白砂の浜辺であるべきだと知る。この直接する信仰の口吻にて彼の前掛けに〈藩印〉を染め付けている。代官の声は白洲の川浪に濡れて久しき今生の。理論的理解に神経は受託する。星の権利としてピラミドはおおいなる興奮の〈いかづち〉としてヌーディストである。この福島の茶碗屋の楽焼の今やきあがる。それから格納容器はイエスのわきばらに星のひかりで、神秘の惑乱をする。生きているイエスの声でわたしの耳に理論で語る。神よ。真実の破壊する人間の場所は、それだけで恐ろしい。早くここでそれを燃焼するものとせよ。かまどの火は太陽の上で火神の踊りを踊る。ゆらゆらとくらくらと廃位する神の音声で、デモクラシーは議員たちにおちかかる。この遺灰を彼等の咽頭にふりかけるバラモンの、小田原の茶店のばあさんの前掛けで手をぬぐい、さしだされる帝位の最上の冠であれば、死をここに告げよ。ここに骨としての砕かれの粉砕のこなごなの、失楽園。アダムのペニスの命への真珠の木で。あなた方はこのわたしを信じるか。違背する信仰の格納容器にひびわれる。この星の転落する〈ういろう〉の君とともにわたしは理解する。沙羅の木が君の死を容認するのは、すべてに於いては謝罪である。ヌードの菩薩は淫靡の香りにてくゆる。ひさしく墓地へとうなぎの泳ぎでしのびいる。笑いと嘲笑でイエスの遺灰をこの手で撒くのである。さくらさくこの季節には君の受験が気になるばかりで、富士山の頂上付近で遭難するこのわたしは、何十年も介錯するのです。
コメント
こんにちは。
途中、いろいろ小馬鹿にしたり揶揄したり、面白いなと思ったのですが、
ラスト付近から愛の告白じみてきて、
何とも切ないです。
@たかづき しの
さんへ、感想、ありがとうです、これらの感覚するものは、そのおおくは、生きることへの愛であります、愛されていることの、愛であります、とにかく春には、もっと、あいしたいものです、声をかぎりに、愛をさけびたい、ものです。