おせつかい

誰も心に「爆弾」を抱えている
心が痛いなんて、言えるあてがない
わざとでもなくて
自然でもなくて
痛くてもわすれろ、と思いすぎたから

生きたいと死にたいが
混じり合う世界で
助けてと簡単にいえるわけがない

誰だってみんなが苦しいはずの街では
僕なんかなにひとつ
苦しくない気がしてた

生きたいと死にたいの
わかりやすい言葉で苦しみが飾られて
たまるものかって
にげたくて止まりたくて泣いている僕たちは
正直な苦しみも話すことにためらった

コンクリに落ちていく白い 涙たち
どうしてと 優しく人に尋ねられても
答えに困るから ひとりになってた
あきらめが命を突く自分が離れて行く
助けても見捨てても
おんなじくらい淋しいのさ
ここに来てそばに居てと
言えるあてがない
助けてと言いたくて泣いて居る僕たちは

そばに居てここに来て
そう言えるあてがない

君が今日 何千の命の運命から
騒がしい改札を とおりぬけて
手を握りギュッとして振り返らぬ街の
食堂のテレビから人身事故の文字が冷えてゆく

投稿者

大阪府

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