愛用万年筆

愛用万年筆

いのちを
思うと
時に
切なくなるので
いのちのことを
ある時は
思わないようにしている
けれど
思うんだ
たとえば
役目といういのちがある
私の愛用万年筆には
書くという役目がある
この万年筆が壊れて
字を書けなくなった時に
この万年筆のいのちが尽きたということになる。
物は直せば生き返るが、
生物は死ねば生き返せない
でもね
思うんだ
一度限りのいのちも
何度もよみがえるいのちも
いのちのいのちを持っていて、どちらも尊い と。
私の愛用万年筆は
筆圧を掛けなくても
しゅるしゅるとなめらかに書ける
なので手首のけんしょう炎をしたことのある
私にとって
この愛用万年筆は
私を優しく助けて心身共に支えてくれる
宝物だ
私の愛用万年筆は今日も
さまざまなことを書いている
私と共に
生きている

投稿者

コメント

  1. @たかづき しの さん ありがとうございます♪
    しのさんの大切なパートナーは携帯なんですね。^^
    人それぞれで、その物その物も適材適所なんだと思います。
    その物との、すてきな日々が これからも続きますようにと願いますよね。うん。^^

  2. 万年筆は一緒に命を綴る相棒なのですね。
    インクの匂いが懐かしく薫ったような気がしました。

  3. @nonya さん ありがとうございます♪
    はい、そうですねぇ。
    万年筆は、書いて使っていくほどに、ペン先が削れていき 使い手の書きグセに馴染んでいくといいます。
    この写真の万年筆は、パイロット社の「カスタム74」万年筆です。この万年筆は、使わなかったりするブランクも時々ありましたが、今年の3月で丁度10年持っています。万年筆は、壊さなければ、一生ものとも言われています。

    パイロットの「ブルーブラック」インクは、前は、防腐剤か何かのニオイが独特で好きだったのですが、いつからか、防腐剤か何かの成分が変わり、そのニオイは無くなりました。
    ちなみに、今愛用してる万年筆には、セーラー社の顔料インクの「青墨」や「蒼墨」と、あとは、プラチナ社の「ローズレッド」を入れてます。これらのインクのセーラーの物にはニオイはほとんど無いです。
    今 愛用してる万年筆は、基本的には、三本体制なんです。

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