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でくのもりには
水と
光と
呼吸と
鼓動がある
でくのもりには
風と
影と
不安と
嫉妬がある
ときどき
誰かに裁かれそうになって
春のせせらぎを
濁らせてしまうけれど
たびたび
名札をつけられそうになって
秋の木葉を
散らせてしまうけれど
でくのもりには
朝と
夜と
恥と
好奇心がある
特別なものなど
何もない
でくのもりには
水と
光と
呼吸と
鼓動がある
でくのもりには
風と
影と
不安と
嫉妬がある
ときどき
誰かに裁かれそうになって
春のせせらぎを
濁らせてしまうけれど
たびたび
名札をつけられそうになって
秋の木葉を
散らせてしまうけれど
でくのもりには
朝と
夜と
恥と
好奇心がある
特別なものなど
何もない
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コメント
春紫苑
ひっそりと咲く
木偶の森
雑草ではなく春紫苑という素敵な名前の名札であれば掛けてあげたいですね。
朝のくったり俯いて閉じてるところが好きだな。
@たかづき しの さん
>コメントありがとうございます
素敵です。
@あぶくも さん
>コメントありがとうございます
ハルジオンとヒメジョオンの違いがよく分からなかったので
あえて触れないことにしました(笑)
春紫苑。。。漢字で書くととても素敵ですね。
人に掛けられる名札もこんなふうに素敵だと良いのですが。。。。