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そおっと
息を吹き込まれ
まあるく
膨らんだ想いが
おそるおそる
風の中に放たれる
きらっきら
光を弾きながら
まあるく
膨らんだ想いは
ひととおり
景色を映したあと
いきなり
ぱちんとこわれる
かならず
ぱちんとこわれる
こわれもの
息を吹き込むあなたも
それを眺めるわたしも
こわれもの
過ぎ去っていくばかりの
あなたとわたしの時間が
眩しくて
温かくて
哀しくて
愛おしい
そおっと
息を吹き込まれ
まあるく
膨らんだ想いが
おそるおそる
風の中に放たれる
きらっきら
光を弾きながら
まあるく
膨らんだ想いは
ひととおり
景色を映したあと
いきなり
ぱちんとこわれる
かならず
ぱちんとこわれる
こわれもの
息を吹き込むあなたも
それを眺めるわたしも
こわれもの
過ぎ去っていくばかりの
あなたとわたしの時間が
眩しくて
温かくて
哀しくて
愛おしい
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コメント
見事な写真ですね。またそのバブルと共に膨らませた詩も。
かならず/ぱちんとこわれる
このフレーズが印象に残りました。
そうですね。
人生とはそういうものだなあ。
@たかぼ さん
>コメントありがとうございます
シャボン玉は何度もチャレンジしたのですが
背景が気に入らなくてほとんどボツにしてました。
今回、少しはまともなものが撮れたので
慌てて詩をつけてみた次第です (笑)
@長谷川 忍 さん
>コメントありがとうございます
歳を重ねてくると、こういう感覚って
とても身近になりますよね。
できれば、もう少しふわふわ漂って
いきなりぱちんとこわれたいです。