ミナモ

ミナモは 鏡のように平坦で いつまでも変わらぬような静けさで そこにあった しかし風が吹き 波が立ち上がると一面に伝わり たちまち 猛り狂う姿になるのだった だが まだ明け切らぬ朝の陽や 傾き始めて 少し橙色がかった夕の陽が さざ波に跳ね返り輝く様子は 光の妖精達の はじける笑い声だった 陽が沈む頃には ミ … 続きを読む ミナモ