夏朝走

俺というものはこの時期
明るくなくちゃァいけねぇらしい
粘土のようなもの
別にいつもと大して変わりはせんのになぁ
ワタシは遂には決まった時間に起きて、決まった時に用を足し
決まった時に白米と納豆を食べる
「おーい、お前さん、困るよ、ケムリを焚いてくれなきゃァ」
「なんでだよ、俺はいつもより明るく、薄らあ青いわたあめをくれてやってるじゃないか」
「当たり前だろう、それはお前自身だ
そんなことよりケムリだケムリ、今日はできそうか?あと少しで劇が始まるんだよ」
「そんなこと言ったって俺は俺は以外のことはからっきし
てんでだよ」
「そうか、惜しかったなぁ……いつもありがとよ」

投稿者

東京都

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