095

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お花畑が好きな
あなたに出会うまでは

あちら側なんて
存在しないと思っていた

お花畑が好きな
あなたに出会ってからは

あちら側を
薄っすら信じるのも悪くないと思っている

昇り続けるだけのエレベータが
やがて辿り着く最上階

扉のあちら側が
お花畑なのか
真っ暗闇なのか

背骨の端っこでひっそり考えながら
各階止まりの日々を
あなたと一緒に面白がる

たぶんそんな感じが
こちら側の暮らし方なのだろうと

最近ようやく気がついた

投稿者

東京都

コメント

  1. あなたとの すてきな出会いの詩だと思います。
    気付けることも、ありがたいことですね。^^

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