凪を揺さぶる

凪を揺さぶる

空の果てと水平線が溶け合うような
凪の海辺にて

ゆらゆらと水面に映る雲を1人眺めて
想いに耽る

あぁ、運命ってなんなのかしら
もう恋なんてしないと、
そんなことはもうないのだろうと
思っていたのに

まさかこんなに心を揺さぶられることが
あるなんて
まさかそんな人と出会うなんて

ねぇ、誰が決めていたの?

雨の香りを含んだ夕暮れに
2人肩を並べて歩いた短い道のりで

立ち止まって私を待ってくれたあの人の
そして手を振って見送ってくれたあの人の

立ち姿が目に焼き付いて
ただ、胸が切なくて苦しくて

素直に好き…と一言いえたなら
どんなに楽になるのだろう

投稿者

兵庫県

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