ランドセル

下校時刻の3時過ぎ

未来が
君色を背中に乗せて
走ってくる

七色に収まらない
色彩の美しさに圧倒されて
思わず目を細める
まるで花畑を通り抜けたよう

赤と黒の光沢が眩しかった
あの頃

少女の象徴
少年の象徴

淡い想い出の詰まった
愛おしくて
少し懐かしい色

象徴の役目を終えた今では
個性として輝き出す

世界照らす
多彩な背中が支える
6年間

投稿者

東京都

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