夜行性

夜は酷く暗くて
頼りない外灯が照らす足元も覚束なくて
歩かなければいけないから
進まなければいけないから
僅かな光を辿って足を動かす

痛い時は
見たい場所は
大体雲が隠して行けないから
したい物も
なりたい物も
夜は意地悪だから隠している

でもきっと目が慣れれば
暗闇を歩く事に慣れてくれば
手を引いてくれる誰かが居なくとも
前に歩ける気がするから
いつか夜が晴れ渡る日を待って
今は不安な一歩を重ねていこう

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