読書する小鳥

わたしの愛する小鳥が
わたしのお気に入りの本をかじっていた
熱心に慎み深い態度で

これはまたなんて偶然なんだろう?

以前住んでいた小鳥も同じ本をかじっていた

小さなお部屋に住む小鳥たちは
時に残酷なほど冷たい生き物だけど
不思議な態度で魅了する

昔は一緒に歌い一緒に食事する
完璧な対だった小鳥たちもいた

誰の場所でも
自由な音楽《なか》で生きている
彼らは生きたプリズムなのだ
ますます本がぐしゃぐしゃになる

投稿者

栃木県

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