
ひさしぶりに僕は嬉しかったんだ
こみあげてくる感情が
身体中に伝わってくる
“認められた証”さ
ハイタッチを求めた
わりと自信家だったんだ
特別だとか思ってた
いつからそのメッキが
剥がされちまったかな
石に躓くたび 風に吹かれるたび
結果にコミット しない道を選んだ
ひさしぶりに僕は 嬉しかったんだ
燃えたぎる野心は どこかに消えたけど
ひさしぶりに僕は 嬉しかったんだ
勝利の美酒に酔うのも 悪くないと思えた
外野の声聞こえてた
無駄だ無理だと冷ややかに
誰が信じてくれた?
偶然って思ってる?
特別じゃないことに
気づいたあの日から
少しは強くなったかな
自分じゃわからないけど
心が凍るたび 尻に火がつくたび
良かれと思うこと しないと決めてきた
ひさしぶりに僕は 嬉しかったんだ
素直に嬉しいとは 言えないくらいに
ひさしぶりに僕は 嬉しかったんだ
背骨が抜けていきそうな 身体をぐっとこらえて
誰にもやれないことをやっても
いつか誰かがやれたことになる
それでもいいさ
次の喜びに向かおう
ひさしぶりに僕は 嬉しかったんだ
野心の残火まで 見つかりそうな気配だ
ひさしぶりに僕は 嬉しかったんだ
兜の緒をしめ直したら 明日からまた歩き出そう
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