おかげ
このお母さんから私が生まれて来たの
お母さんとお父さんがセックスをして
精子の一つが卵子と結びついて
私が出来たの
いのちって
ふしぎね
この宇宙が生まれる前から
私が生まれることは決まっていて
・・・・・・これが運命だわ
今
今は回り回って
全てとつながっているわね
ああ
ありがたい。そうね
でも、私は、忘れるの
悪いことも 良いことも
忘れていく
そして明日は明日の風が吹く
だから今
今を思う
今
おぼえていることもあるのよ
良い思い出も悪い思い出もある。
それに私は生まれたのだ
いくつもの精子の中から一つだけの精子が
卵子にたどりついてね
生きたい 生きるんだという本能でね
いのちって
すごいわね
生きるために いのちを使う
このいのちと
死ぬまでいっしょの私は
私と出会えたわ!
コメント
命を削らないと命を得られないとは実感としてその通りだと言えます。
営みも出産も消耗しますものね。
忘れる瞬間も無限にあるとも感じました。
先日投稿した私の『記憶の澱』へ頂いたコメントの続きをこしごえさんが詩の中で語り出しているような気がして、いつもと違った雰囲気で拝読させて頂きました。
内容も「今」を全肯定できる素敵さ、生命の奇跡、今いることだけでその奇跡をくぐり抜けてきたのだから死ぬまで生きるんだと言う決意みたいなものが、自分を眺める視点とあいまってうまく表現されています。
@たちばなまこと さん ありがとうございます♪
まあ、そうですねぇ。詩本文とは少し異なりますが、正確には、いのちを使わせて頂いている、とでも言いましょうか。
あえて今回は、魂という命、という言葉は使わなかった。もっと生々しい感じにしたかったのですが、あんまりその辺、生々しさが出てなかったかも?ふふ。^^
ある詩人の書いた詩だったか何だったか?(うろ覚え) 「私は、生まされた」とかいうのがあったかな??※(今、検索しました。吉野弘さんの詩ですね。詩「I was born」吉野弘「― I was born さ。受身形だよ。正しく言うと人間は生まれさせられるんだ。自分の意志ではないんだね―」また、ずっと前、ネットか何かで目にした言葉で、「好きで生まれて来たんじゃない」とかいう人がいたけど。。。。そうじゃないだろ、と私なんかは思っちゃうんですよね。何万?だか知らないけど、いくつもの精子が競争して卵子を目ざす。そして、やっと卵子にたどりついた一つの精子は、「生きたい、生きるんだ」という本能(もっと言えば、意志・意思)で卵子と結びつく。生きるために、生まれて来たんですよね。少なくとも、私はそう思う。うん。
この詩の話者と作者である私は、同一ではありません。でも、話者に代弁してもらってる部分もあります。
ただし、忘れっぽいのは、私もそうなんです。まあ、強烈な記憶や、ふとしたキッカケで思い出すこともありますよ、いいことも、イヤなことも。
この詩から、
たちばなさんが、そのように感じてくれて、嬉しく ありがたいです。^^
たちばなさん、すてきに読んでくれて、ありがとうさま♪☆^^
@あぶくも さん ありがとうございます♪
ああ、その辺は、覚えていないんですが、そうかもしれませんね。その流れで、この詩を書いたのかも。すみません、忘れっぽくて。^^;
あぶくもさんが、そのように、感じたりしてくれて、受け取ってくれたことを貴重でありがたく思います。
はい、そうですねぇ。この詩の話者と私は、必ずしも同一人物ではないのですが、この詩の話者に私の思いなどを代弁してもらってる部分もあります。
私は、忘れっぽいし、未来のことを不安に思うので あんまり最近は 未来のことも考えたくはないんですよね。なので、今なんです。今は、そして、回り回って全てとつながっている、というのは事実だと思う。逆を言えば、今をおろそかにしては、過去も未来も悲しくなどなっちゃうかなぁ、と。まあ、いろいろと難しい部分もありますが、ね。
ふふ。^^;
いのちの奇跡は、たぶん、いろんな人が言ってることでしょうね。でも、私も、それを言いたい。
で、私は、私と出会えた。ある面では、これは、大事なことだとも思えるんですよね。うん。^^
あぶくもさん、すてきなご感想を ありがとうさま♪☆^^