百人なら

世界は広いね
百人いれば
百通りの感じ方があって
百通りの美しさもあって

それは
無理強いされるものではなく
統一されるものでもなく

春の季節に次々と
咲き頃を迎える花のように
異なる色
異なる香り

誰かの心を染めて
誰かの心を慰めて

たくさんの言葉が
今日も生まれて
いくつもの詩が
今日も詠まれて

寄せて返す波のように
誰かの心に寄り添い

あなたの言葉の
美しいところ
好きなところ

私の心に響き
生み出される情景に
私も言葉を紡ぎ
この広い世界へ
飛び立たせる

どこまでも飛んで
私の言葉を待つ人のところへ

投稿者

愛知県

コメント

  1. 50になって、わかりました。
    60になって、もっと、もっとわかりました。

  2. @北杜アトム さん、コメントありがとうございます。
    歳をとってわかることもあるし、遠ざかってわからなくなることもあり…
    10代の発想がうらやましいです。

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