「雨の忘れもの」

もし貴方と私が会わなかったら─────── 考えたこともない
私はあと何回あなたの背中を思い出すのだろ
だが時間は無情にも私を置いていく
私の中の時計は濡れて錆びていた
待っても来ないであろう通知音
一本道でないことは分かっている
でももう遅かったんだ 私の目の前は曇っていて右往左往していた
梅雨が明け、水たまりを見つけた
そこには雨が止んだらすべて解決と思っていた自分がいた

投稿者

兵庫県

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