正しさの定義
不都合な真実がある
間違っていることに気づく
正しさを主張したい
しかし
その周囲、視界の見えるところ
全てが間違っている
正しさは間違ってはいない
そこしか気づけない
気づいたところで、誰も認めない
全て間違っていると気づく
間違っていると知りながら、正しいという
全ては、正しさに覆われた
善悪、白黒で世の中を図る、間違い
全ては都合による
黒い鴉を見る
言葉を発する前にすることがある
これは何ですか、カエルです
これは何色ですか、黄色です
これが、世の中である
もし、我慢ならないなら
大声で、動画を撮りながら尋ねればいい
これは黒い鴉ですか、その通りです
これは黄色いカエルですか、違います
見事な復讐を成したわけだ
もちろん、その後はある
黒いスーツ、サングラスをかけて人たちに
囲まれる、連れていかれる
貴方以外、全て間違っている世の中である
取り調べ室
二枚の写真を渡される
ミラー壁には立たされている家族が見える
これは黒い鴉ですか、その通りです
これは黄色いカエルですか、違います
黒いスーツの人は、深く頷く
こうして、真の正しさは守られる
世の中とは、こういうものである
不都合な真実は存在しない
ただ真実があるだけである
正しさとは、最初に
何が当てはまるかを確認しなければならない
コメント
ミラー壁に家族を見ながらの拷問と告白…ありそうで悲しくなりました。そうそう、正しさとは自分の都合による。