そら

あのかいぶつが、空に横たわる
若い 優しい唄うたいが
風をゆらしている

伝えたい直感
考えてはいけないよ

十字路を歩くと
太陽の星がふる
車掌に邪魔される

考え続けること
ヘッドフォンが開放されてゆく
氷が透明な小川を進ませる
裸の心を探す

揺れたそらが暗闇に突き刺さる
その感情を路面に捨てた

ユートピアのようなその宇宙で
回りながら
風をゆらしてゆく

考え続け
刹那の閃きを着火させる

優しく抱く
唄は無いよ
詩を描いたけど
今日は太陽のかけらが星になられていく
裸の冷たい その冷たい水
おおきな楕円によりかかって
そらをゆっくりとやさしく
旋回する
その唄は
直感の
ひらやかな
風がゆれて
なみだの時からすこし葉がゆれゆく
その延伸力で
考えてはいけないよ
時を操れない
ごめんね
ほんとうに、ごめん
ゆれ

考え
うたうたい
ほんとうにごめんね

投稿者

東京都

コメント

  1. 一読。すごいいいなあ。もう少し読み込んでみるけれど、胸にくる・・・

  2. @たけだたもつ
    たけださん、ありがとうございます
    胸に刺さりたくて描きました
    本当に嬉しい感想です
    感謝します

    直感、閃き、エリアに入る

コメントするためには、 ログイン してください。