百日紅
今夏は
日ばかりで
葉がみえない
三ツ矢サイダー塩素のプール
麦わら帽子はどこ
探している
霧積まで
百日紅のみち
消費期限ぎれの
サクマドロップスの山を
走っていた
鈍行は
線路ごとひっぺがされ
カンカンに
そこにあった
椅子
いきをしよう
今夏は
日ばかりで
葉がみえない
三ツ矢サイダー塩素のプール
麦わら帽子はどこ
探している
霧積まで
百日紅のみち
消費期限ぎれの
サクマドロップスの山を
走っていた
鈍行は
線路ごとひっぺがされ
カンカンに
そこにあった
椅子
いきをしよう
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コメント
百日紅の道、私の住んでいる町にもあります。
でも、wc.さんのこの詩のように、詩へと昇華させているところが、すごいです。
そして、
そこにあった
椅子
いきをしよう
という最後の方で、ポイントを決めました。最後の方、すてきな着地。
@こしごえ
様
百日紅、8月ですし、できる限り推敲して、削って
いきをしようを掬ってくださり、ありがとうございます。
すてきなお話ができて、嬉しいです。
少しずつ、断片を繋ぎ合わせて、忘れていた呼吸を思い出す感覚が好き。
@たけだたもつ
結局、いまのところ、推敲したものより、これの方が個人的に好きかなあ。
まあ好き嫌いと
感覚なのかなと
考えさせられました。
これも、即興で作ってはい、みたいなことは出来ませんし。
あらためて
ありがとうございます。