風に晒せ、私の耳を

風に晒せ、私の耳を
魚の腥さ、塩の結晶
むき出しの岩礁とともに
混ざり合う

砂浜の縁を
舐めつくすんだ
森の炎が
不気味な輪舞を
踊り続けて

乳灰色の空を
やがて再び
水晶の青へと
変える

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