それだけのこと

イヤホンをして目を閉じる

瞼の上にあなたをのせて、
あなたの眼差しと
ギターを弾く指を浮かばせる

だんだんと身体の力が抜けてきて
意識がぼやっとしてくる
まどろみながらあなたの歌う声を
聴き、いつのまにか朝になる

夜が明けるまであなたに沈み込む時間

私にとって大きなこと
あなたにとっては知るはずもないこと

好きな曲をきいて眠る
それだけの日常
それ以上でもそれ以下でもない
それだけのこと

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