泣いている

あなたが
泣いていると
そう思えてしまった午後

湿った風
曇り空の向こう
遠くて見えないあなたを
探してしまう視線

パタパタと
降り出した雨
泣いてるあなたに
言葉は無力だけど

大丈夫かなと
心配を紡ぐ

つらければ
休んでいいんだよ、と。

離れていて
届かない声
同じ空の下なのに

虹の橋が結ぶように
そっと背中を
温めてあげたい

同じ月を眺めて
あなたのそばに
いられたらいいのに

投稿者

愛知県

コメント

  1. 「あなた」を思う、この詩の話者(もしくは、作者)が、すてきです。思い方も、すてき♪☆^^

  2. @こしごえ さん、コメントありがとうございます。
    泣いているのは時々作者かもしれません。
    誰かの涙に寄り添える作品になってるといいなぁ、と思います。

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