閑日

喧嘩した翌日、
君は
「昨日は悪かったな」って、
笑う。
その微笑みに、
ついていけなくて、
わたしはだんまり。
あじさいの咲くあじさい畑に、
あじさいの実がなったら、
あじさいの実から言葉が……
「ごめんねって、
 いいなよ?」と。
ころんと、落ちた。

投稿者

宮城県

コメント

  1. 「ごめんねって、
     いいなよ?」と。
    ころんと、落ちた。
    素直な気持ちが 宝ですね。
    この詩を拝読して、そのことを思うことが出来ました。^^

  2. @こしごえ
    様。そうですね……
    このごろはずいぶん素直な気もちになって、
    その分複雑な詩を書く方からすると物足りないのかもなあ……と。
    でも、素直なのが今は良いですね。^^
    ありがとうございます。

  3. そういえば、アジサイの実、って意識したことないなあ、と思いながら検索すると常山アジサイという品種が多数ヒットしました。
    この詩のアジサイがそれであるかはわかりませんが、植物の側で生きる人、植物の名前がわかる人、植物とお話できる人、憧れるな。

  4. @たけだたもつ
    様。いや、これはアジサイの果物とか、アジサイの野菜とかがなる架空の畑を意識したものなんですよ(笑)。おおなるほど……たしかに実がなるアジサイがあるようですね。ただ、この詩のなかでは言葉と言葉のおかしな組み合わせを楽しんでもらいたいかなと思って、一番ありそうもないアジサイの「畑」という連想になりました。

  5. こんにちは。
    今日は初めまして。

    「ころんと、落ちた。」これで充分です。
    すごく優しいです。

  6. @北杜アトム
    様。ありがとうございます。畑に生っているアジサイにアドバイスされるおかしさ、というのを表現してみました。

  7. @大町綾音

    私は「額紫陽花」が一番好きです(笑)
    僕は畑がないので、団地で見つけます。
    いつも飽きもせずに写真してます。

    ㎰:返事はいらないです。
      「ころんと、落ちた。」・・・僕の。そうです。僕の「ツボ」です。
       本当にありがとうございます。

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