はてないね。

朝の透明な光のなかで、
むしんのおんなのこは歩いていく。

ただ、ひたひたと、
地面にすあしが触れる

そのワンピースは風にたなびいて、
すこしの水を空気にふりまき……

……やがてそれはおんなのこの、
なみだだったのかと魚が気づく。

遠い木の幹がおれている。
悲しい歌が歌われやまない

しろいしろいまひるが
やがってやってくるのだと、誰もしらなくって

ただわだちが、
何重にもひかれている。

わだちのそこには、
ふみしだかれた小石と、ためいき。

はてないね……

投稿者

宮城県

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