父が雨のなか歩いている……
こぬか雨、
しと しとと……
もう晩夏なのだから、
もう晩夏だというのに。
畑の野菜たちにとっては、恵みの雨
そして。こころをさらに遠くへと誘う。
落ちる、
しずくの……塊となっては、
思い出していた、あの日や、
この日。外。
こぬか雨、
しと しとと。
父上、あなたは濡れない?
わたしは髪で雨を受ける……
ステッキをつきながら、
シャーロック・ホームズ、でもないのに……
父が、
雨のなかを歩いている。。
こぬか雨、
しと しとと……
もう晩夏なのだから、
もう晩夏だというのに。
畑の野菜たちにとっては、恵みの雨
そして。こころをさらに遠くへと誘う。
落ちる、
しずくの……塊となっては、
思い出していた、あの日や、
この日。外。
こぬか雨、
しと しとと。
父上、あなたは濡れない?
わたしは髪で雨を受ける……
ステッキをつきながら、
シャーロック・ホームズ、でもないのに……
父が、
雨のなかを歩いている。。
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コメント
お父様との日常を、詩につづるというのは、すてきなことだと思います。
いろんな事情などがあるのでしょうけれど、感情を抑えて、淡々と描き出した詩の優しさを感じます。
@こしごえ
様。ありがとうございます。そうですね。看取るまではしっかりとお世話をさせていただこうと思っています。家族がいるということは、この年になると良いものです。