くらげ

帽子を目深にかぶった
同じ色の髪をした人は
輪郭も、ネイルも、骨格も
どれもちがうようなのに、
どこかにそれらしい徴を探し
もしかしたらと思っている
年のくらいや、選ぶ言葉が
どこか思いださせたんだ

子供ができたら、見せに
帰って来てくれるだろうか
記憶ゆきの列車にのって
遠くへ行った。
今日もどこかで笑っているかな

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