気づいたら私は

理由のない事に理由を求めて
冬が何故寒いのかと尋ねられ
冬だからと答えるくらい
私はあやふやになっている

気付けば何か大切なものを失っていて
気付けば何も覚えていない
足跡もない雪の上
吹雪に嗚咽はかき消され

意味がないものに意味を求めて
前ばかりしか見えていないから
後ろや横や上下を見ない
私は愚かになっていく

気付けば何にも私は持っていなくて
気付けば全ては雪の下
無限の荒野を駆け抜けてみたい
嵐にこの身は砕かれて

気付けば私は1人で立っていて
ぼんやりと闇に溶けそうに
気づいても遅いから
気づかないふりをする
今日も私は雪の下

投稿者

奈良県

コメント

  1. どこか似た感じの心情を述べた拙作があるのですが、自分が書いたものにはもう少し別の存在がうろうろしてたな、等と思いました。余計な脚色ともいう。

    憎しみの世界を埋め尽くす物は雪にたとえられることが多いのでしょうか?

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