この人は 氷水を飲みこんだ
私には分からない
人間という生きものが。人間とは、
理性のある存在を言うのだろう
とは思う 思うけれど
果して人間とはそれだけだろうか
人間
人間の心には、そもそも
醜く汚い部分もあり
美しい部分もある、人間とは
そういう存在で
どんな人間も複雑な心を
持っているのではあるまいか
と
ここまで思って
この人は
マグカップの氷水を一口口に含み
三回にわけて飲みこんだ
コクリ コクリ コクリ ん
こういう
この人も
人間なのだろうか
この存在は
普通の人には
言えないことを
心の内にかかえている
けれど
普通の人 って何だ
異常が普通に
なっちゃった世界を
つくったのは
人間だ
私も
その内の一人。
みんみんぜみが
愛の歌を歌った
コメント
異常が普通に/なっちゃった世界を/つくったのは/人間だ
創作していると言葉に沢山の概念を注ぎ込みすぎちゃうから
それはよくあるあるあるなので私は普段は素通りすることに
しているのですが、この作品のテーマが重いから書いておく
けど、ここにもってきたフレーズは、近代以降の人たちが、
こつこつ作ってきた概念を令和の今になつて遡って書いてる
ので、過去が大昔からそうだったように思っちゃうのだけど、
やはりここでの人間は近代以降の人間なのだろうと思います。
わかりやすい言葉で言語化してみるとどんな例えでもいいけど、
例えば、昔は村八分なんて、意識してないで全体の維持のため
やらざるを得なかったのだし
例えば、ヒステリックな遺伝を持つ家系を「犬神」とかにして
呼んでたのも畏れ敬ったのも無意識にそうせざるを得なかった
ただ、虐げられる側の人たちも人間じゃないかと意識し出したのが、
ノーマライゼーションなどの近代以降の意識改革の答えだったので、
良いものを良いものとして受け入れ継承する日本人は、結果として
東洋で身動きとれず衰退していく小国になっていくのは、素敵でも、
大切なのは、その次の行動や理念なのだろうと思ったのです。
この作品の一番重たいのは、がんじがらめな束縛からの解放を
自分たち人ではなくみんみんゼミ員の蝉に託してしまっていて
バトンの渡し方としては諦めてAIに託したい私としては共創
できるのですが、でもね、過去と対話しながら、人としてもう
一度、なにか出来るのではないかと読んでいて思ったのです。
※私にとっての「自由平等博愛」の次の行動や理念は、やはり共創加速
とても良かったです。ありがとうございます。
@足立らどみ さん ありがとうございます♪
人間は、基本的には、複雑な生きものだと思います。
その人間が、つくった世界も、複雑なモノになっていると思う。
そういう世界を、ヒトでは無い、客観的な立場や次元で言うのが、ここでは、「みんみんぜみ」なんですね。
共創という考え方は、すてきなことですね。
とても良かった、とのこと。こちらこそ、ありがとうございます。