暑い秋なのに

暑い秋なのに
 

雲がひとつもない
悲しすぎる空を
覚えているかい

やっと終わった
9月の末日に
いつもの如く
何処からか
現れては

見透かしたような仕草で
滑らかな会話が終わると

チャオって
僕に向かってウインクして
また君は休むこともなく
慌しく旅立って行った

今年は暑い秋なのにね

ありがとう

僕にとっての
僕からしたら
僕だけの妖精さん へ

 

投稿者

東京都

コメント

  1. まだ、陽が照ると暑いですが、ようやく秋らしくなってきましたね。
    私も、…もしかしたら、昨日、妖精さんを見たかもしれません。
    二連目がいいですね。悲しすぎる空。

  2. @長谷川 忍
    コメントありがとうございます。
    たしかにこころの目を見開いた
    ところには妖精さんはまわりにたくさんいるのかもしれません。
    僕達は極端な人生を送ることをしてこなかったので、なかなか
    彼らと出逢うことは言葉ではともかく現実的な作品ではなくて、
    それでもその肩に妖精さんがちょこんと座っているのではない
    かと思いたくなる素敵な、大変でも前向きに生きている人達は
    僕も、たくさん知っていますけど、その生き方まで、どこかで
    否定したい人がいるのも、社会なのだろうと、中途半端な10月
    も受け入れて生きていくのだろうと僕はその辺は寡黙なのかも

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