監獄ロック
拘置所の独房の中で流れてたのは
今を代表する
クソみたいな曲だ
勘弁してくれと思いながら
チャンネルを回すが全部クソだ
週に一度の小林克也の番組だけ
俺にとってはリアルで
oasisのlive foreverがかかった瞬間は
務所に行く前の11か月間で唯一
どんな場所にいても
俺とお前は一緒だよな?って
心から思えたものさ
自分でもおどろいたが
oasisって言うのは
檻の中で俺が
唯一貰えた水だったんだ
Maybe I just wanna fly
Want to live I don’t wanna die
Maybe I just wanna breath
Maybe I just don’t believe
Maybe you’re the same as me
We see things they’ll never see
You and I are gonna live forever
maybeとラジオのざらついた
ノイズが向こうから
突き抜けてきて
壁に響いたそのエコーが
俺の血を震わせた
誰もいない荒野で
その瞬間だけは鉄格子が裂けた
お前は一人ぼっちじゃないぜ
そう言ったのは
ギターの残響か
それとも
俺自身の叫びだったのか
俺を檻の中に閉じ込めて
外から見張っていようが
誰も俺から
ビートやメロディ
そしてリリックを奪えやしないぜ
ざまあみろ!
どこにいたって
ロックン・ロールは鳴り響く
見渡す限りの荒野で
誰もいなくても
叫びを上げて歩きだした瞬間
それはお前の
ロックン・ロールだ
心から感謝してるぜ
i love rock’n roll
ROCK N’ ROLL
ha ha
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