鎮火

鎮火

乗換えの見知らぬホーム
西の空が燃えていた

地面に近い方は
白くなるほど熱と光があるようだった

伸びた火の手は
みるみる低く広がってきた

私は愉快な気持ちがして
笑いながら読書を始めた

特急を待って、ページを5回はぐる間に
鎮火していた

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